キッチンボード(食器棚)の選び方ー色や種類、高さを考えよう










みそ
キッチンボード(食器棚)ってかなりの種類があるよね。

色や高さもそうだけど、開き方とか取っ手の形とか、、、

とりあえず収納が大きければいいかな

食器棚を選ぶとき、なんとなく「収納」の多さだけで考えていませんか?

その選び方、間違っていますよ。

 

キッチンボード(食器棚)は「誰が」「何を中心に」「どうやって」使うのかを考えないと必ず後悔します。

例えば「背の低い女性」が使うのと、「背の高い男性」が使うのとでは、キッチンボード(食器棚)の高さを考えないと使いづらいですよね。

また、自分が求めていない機能がついた商品を見ていても時間の無駄ですし、選び疲れの原因になりますよ。

それでは手順を追って絞り込んでいきましょう。

 

キッチンボードか食器棚かどちらが欲しいのか

みそ
え! キッチンボードも食器棚も一緒のことじゃないの?

間違ってはいけません。違いますよ。

※画像参照ニトリ公式HP)

左(上)がキッチンボード、右(下)が食器棚です。

大きく違うのはレンジなどが置けるカウンターも必要なのか、食器だけをしまうのかということです。

それでは順番に見ていきましょう。

 

キッチンボードの選び方

サイズを考えよう

今考えているスペースには横幅、高さは入りますでしょうか。

特に高さはきちんと見てください。

キッチンボードは端や角に置くことが多いと思いますが、天井の梁(出っ張っているところ)があれば、入らないことが多いです。

 

必ず購入するときは天井までの高さから(ー2から-5cm)低めを選んで買いましょう。

ちょうどだと入らない可能性、もしくは天井を傷つける可能性があります。

失礼な話ですが、家が傾いていることも結構多いので、設置する予定の両端の高さを測るのがいいですね。

カウンターの高さを決める

まず、誰が使うのかを想像しながら考えてくださいね。

自分かもしれないし、パートナーかもしれない。

これを考えるだけで、選ぶべきカウンターの高さは変わりますよね。

 

近頃「ハイカウンター(カウンターが高め)」が人気です。

なぜかというと、電子レンジなどが使いやすい高さになるからです。

 

しかし、一つ注意があります。

背の低い方はカウンターの高さが合わないのはもちろんですが、棚の上のほうは届きません。

そのため、季節家電など通常使わないものを置くならば問題ないですが、上の棚にいつも使うお皿を置きたい場合は椅子を使わないと取れないです。

 

まず、売り場に行きましたらカウンターの高さを決めましょう。

大きく分けて「ロータイプ」「ミドルタイプ」「ハイタイプ」の3タイプに分かれていることが多いので、カウンターの高さを決めるだけで、1/3まで商品を絞り込めます

 

色・素材を決めよう

次は色や素材を選びましょう。

白であればこの手順はスキップしてもらって大丈夫です。多くは白の商品を作っています。

しかし、近頃わざと古風につくってあったり、スタイリッシュに黒という選択肢もありますよね。

そういったキッチンボードをお求めの場合は種類が少ないので、この手順で数種類にまで絞り込めているとは思います。

 

色は白や茶色を中心として多くはありますが、オーダーを含めるといろんな色がありますね。

素材もエナメルという少しひかり(テカリ)のあるものから、木の肌触りの商品まであります。

 

予算を考えよう

この手順で初めて予算を考えます。

なぜか。

これからの手順はかなり細かいところまで絞っているからです。例えば、棚の開き方ですね。

 

長く使うものではありますので、予算は大きく見積もっていただきたいですが、難しいところはあると思います。

もちろん、納得できる商品がお値打ちであればいいですが。

 

上棚と下棚の収納方法は満足か

※画像参照(ニトリ公式HP)

似てはいますが、大きく違う箇所があります。

炊飯器を置く場所が右か左かです。

オーダーであれば左右の位置を変えられると思いますが、お値打ち商品になるとできないことが多いのであらかじめ考えておきましょう。

また、引き出しの数や引き出しの深さ、扉の開く向きでも収納できるものが変わる(例えば2Lのペットボトルが入るか)ので注意が必要です。

 

キッチンボードの上棚が引き戸か開き戸か

※画像参照(ニトリ公式HP)

左(上)が開き戸(観音開き)、右(下)が引き戸になります。

開き戸のメリットは左右どちらもガバッと開けるので、まとめて食器を片付けられる点です。

開き戸のデメリットは扉を「開く」ので、開ける場所が必要になります

引き戸のメリットとデメリットはその逆で、引き戸のメリットは「開く」場所がいらないこと、デメリットは左右同時に開くことができないことです。

 

また、引き戸の最大のメリットは地震に強いということでしょう。

最近の開き戸には、地震など大きく揺れると扉のロックがかかる耐震設計されている商品もありますが、どちらかというと引き戸の方が安心ですよね。

もちろん100%安全ではないですよ。

 

取っ手が「バー」か「ライン」か

※画像参照(ニトリ公式HP)

左(上)が「バー」取っ手、右(下)が「ライン」取っ手と言われるものです。

高価な商品になるほど、右(下)の「ライン」取っ手が多くなります。

「バー」は掴みやすいですが、取っ手の部分が出っ張るのでちょっとしたときに引っかかってしまうのです。

 ※画像参照(ニトリ公式HP)

先ほど見た画像にはなりますが、もちろん上の棚も違いがありますので確認をしましょう。

 

レールの種類は「ソフトクローズ」「フルスライドレール(フルオープン)」なのか

引き出しって勢いよく閉めると「バンッ」ってなって跳ね返ってくることがありますよね。

「ソフトクローズ」というのは、そういった現象を起こさない工夫がされていまして、引き出しを押したとき静かに閉まるのです。

車でイメージするとわかりやすく、引き出しが閉まる直前にブレーキが一度かかって、減速しながら閉まる、という感じです。

 

※画像参照(ニトリ公式HP)

「フルオープン」はどちらでしょうか?

正解は右(下)の写真です。

左(上)の写真は微妙に奥まで引き出しが出せていないですよね。

この違いがとても大きいのです。

 

「フルオープン」はお値打ち商品になると、左(下)の写真のように、下の引き出しにしかついていない、もしくはないこともあるので確認しておきましょう。

引き出しのレールは結構重要ですよ。

 

地震への対策はされているのか

上記でも簡単に一度紹介した、耐震設計ですね。

開き戸には大きく揺れが起きるとロックがかかるような工夫がされている商品もあります

また、ガラスが割れていも飛び散らないように飛散防止ガラスを使われているのもありますね。

 

もちろんキッチンボードと天井を支えるためにも突っ張り棒は忘れずに

よく見るのはこの商品ですね。

 

食器棚の選び方

まず食器棚を選ぶあなた。

キッチンボードと比べると少し手順が少ないです。

内容も似通ってきているので、キッチンボードの選び方を呼んだ方はスキップで大丈夫ですよ。

 

サイズを考えよう

今考えているスペースには横幅、高さは入りますでしょうか。

特に高さはきちんと見てください。

食器棚は端や角に置くことが多いと思いますが、天井の梁(出っ張っているところ)があれば、最大サイズでは入りませ

また、必ず購入するときは天井までの高さから(ー2から-5cm)低めを選んで買いましょう。

ちょうどだと入らない可能性、もしくは天井を傷つける可能性があります。

失礼な話ですが、家が傾いていることも結構多いので、設置する予定の両端の高さを測るのがいいですね。

 

色・素材を決めよう

次に色や素材を選びましょう。

キッチンボードとは異なり、カウンターがないのでカウンターの高さは考える必要がありませんが、色や素材は様々あります。

 

もしお求めの色が白であればこの手順はスキップしてもらって大丈夫です。多くは白の商品を作っています。

しかし、近頃わざと古風につくってあったり、スタイリッシュに黒という選択肢もありますよね。

そういった食器棚をお求めの場合は種類が少ないので、この手順で数種類にまで絞り込めているとは思います。

 

色は白や茶色を中心として多くはありますが、オーダーを含めるといろんな色がありますね。

素材もエナメルという少しひかり(テカリ)のあるものから、木の肌触りの商品まであります。

 

予算を考えよう

この手順で初めて予算を考えます。

なぜか。

これからの手順はかなり細かいところまで絞っているからです。例えば、取っ手の形ですね。

 

長く使うものではありますので、予算は大きく見積もっていただきたいですが、難しいところはあると思います。

もちろん、納得できる商品がお値打ちであればいいですが。

 

食器棚の下棚が開き戸か引き出しか

※画像参照(ニトリ公式HP)

左(上)が開き戸(観音開き)、右(下)が引き出しになります。

開き戸のメリットは左右どちらもガバッと開けるので、まとめて片付けられる点です。

そして、食器を置くことがメインになります。

開き戸のデメリットは扉を「開く」ので、開ける場所が必要になります

 

引き出しのメリットとデメリットはその逆で、引き出しのメリットは「開く」場所がいらないこと、デメリットは左右同時に開くことができないことです。

また、食器以外のフライパンや鍋、調味料などが入れやすいというメリットもありますが、「食器」棚なので必要かどうかは必ず考えましょう。

 

取っ手が「バー」か「ライン」か

 ※画像参照(ニトリ公式HP)

左(上)が「バー」取っ手、右(下)が「ライン」取っ手と言われるものです。

高価な商品になるほど、右(下)の「ライン」取っ手が多くなります。

「バー」は掴みやすいですが、取っ手の部分が出っ張るのでちょっとしたときに引っかかってしまうのです。

 

レールの種類は「ソフトクローズ」「フルスライドレール(フルオープン)」なのか(下棚引き出しを選んだ場合)

引き出しって勢いよく閉めると「バンッ」ってなって跳ね返ってくることがありますよね。

「ソフトクローズ」というのは、そういった現象を起こさない工夫がされていまして、引き出しを押したとき静かに閉まるのです。

車でイメージするとわかりやすく、引き出しが閉まる直前にブレーキが一度かかって、減速しながら閉まる、という感じです。

 

※画像参照(ニトリ公式HP)

「フルオープン」はどちらでしょうか?

正解は右(下)の写真です。

左(上)の写真は奥まで引き出しが出せていないですよね。

この違いがとても大きいのです。

 

「フルオープン」はお値打ち商品になると、左(下)の写真のように、下の引き出しにしかついていない、もしくはないこともあるので確認しておきましょう

引き出しのレールは結構重要ですよ。

 

地震への対策はされているのか

上記でも簡単に一度紹介した、耐震設計ですね。

開き戸には大きく揺れが起きるとロックがかかるような工夫がされている商品もあります

また、ガラスが割れていも飛び散らないように飛散防止ガラスを使われているのもありますね。

 

もちろん食器棚と天井を支えるためにも突っ張り棒は忘れずに。

よく見るのはこの商品ですね。

 

まとめ

お気に入りのキッチンボード・食器棚は絞れましたでしょうか?

ここまで細かく見ていくと、多くても3種類ぐらいまでは絞れていると思います。

最後の選択はそれぞれ使う方の「見た目」「好み」になります。

 

数十種類あるものを自分で一から比較するのはしんどいですが、上記の手順を踏み、最終的に自分の好みなどで決断ができれば、納得のいく買い物ができた、ということです。

「選び疲れ」をしないように気をつけてくださいね。

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