人が必ず取る食事。
その際、ダイニングテーブルは必ず使います。
しかし、改めてダイニングテーブルを買うために選ぼうとすると、多くの種類があることに悩むはず。
家具を選ぶときは漠然と選んではいけません。
悩むだけです。
ダイニングテーブルを選ぶときの基準は「大きさ、形、素材」
ダイニングチェアを選ぶときの基準は「肘の有無、脚の形、素材」
それぞれこの3つを基準で選べば迷うことはありません。
ではそれぞれをみていきましょう。
目次
ダイニングテーブルの「大きさ」の選び方
「大きさ」の目安
幅80cm ⇒1~2人用
幅100cm⇒2人用(ゆったりめ)
幅120cm⇒4人用
幅135cm⇒4人用(ゆったりめ)
幅150cm⇒4~6人用
幅180cm⇒6人用(ゆったりめ)
使う人数で考えると、上記の目安になります。
まず大事なのは置く場所です。
もちろん部屋に収まりきらない、もしくは大きすぎるというのでは意味がありません。
また、選ぶダイニングチェアによっては「ゆったりめ」にしないと入らない可能性があります。
伸長式のダイニングテーブルもある
ふつうは夫婦2人で使っているけれど、友達が来たときは大きく使いたい。
そういったときは伸長式のダイニングテーブルもあります。
大きさで絞り切れない方は伸長式を考えてもいいでしょう。
しかし、デメリットもあります。
伸長して使っているときは、どうしても可動部分の関係でテーブルの間に「溝」ができるので、拭き掃除はやりづらいです。
下記の写真の商品がわかりやすいですね。
ダイニングテーブルの「形」の選び方
「形」の目安
長方形(正方形)もしくは円形が考えられます。
特にこだわりがなければ、長方形(正方形)を選びましょう。
円形は種類も少なく、小さいものが多いです。
デザイン重視でない限りは選ぶ必要はありません。
四つ足かT字足か
四つ足かT字足かを選ぶ際、ダイニングチェアも考えなければいけません。
四つ足のダイニングテーブルの場合は四つ足のダイニングチェア。
T字足のダイニングチェアの場合は回転椅子(回転するダイニングチェア)。
その理由は想像するとわかりやすいと思います。
四つ足のダイニングテーブルに回転椅子を使ってみましょう。
椅子を回転させてもダイニングテーブルの足に当たってしまいますよね。
結局、特徴である回転を使えず、椅子を引かなければいけません。
T字足のダイニングテーブルに四つ足のダイニングチェアを使ってみましょう。
使用していて大きな支障はないです。
しかし、四つ足のダイニングテーブルであれば、どこからでも椅子を入れることができますが、T字足であれば横から椅子を入れることができません。
それぞれのダイニングテーブルとダイニングチェアには関係性があり、四つ足とT字足はセットで考えましょう。
下記の写真は伸長式で説明した写真と同じですが、T字足部分を見ると、横からは椅子が収納できないことがわかります。
ダイニングテーブルの「素材」の選び方
素材は大きく分けて、天然木、化粧板(上から木目のシールを貼っているもの)、ガラスがあります。
それぞれのメリットとデメリットをみていきましょう。
天然木のメリット・デメリット
メリット:高級感がある
インテリアにマッチしやすい
デメリット:値段が高い
傷がつきやすい
天然木はウォールナットや北欧スタイルにマッチするなど、自然でナチュラルな部屋を作りたいときはおすすめします。
あとは天然木と言っても種類が多くあるため、重さや色味など好みで別れるのも天然木の特徴です。
「化粧板」のメリット・デメリット
メリット:安い
多くの種類がある
デメリット:良くも悪くも普通である
一番多くの商品が展開されているのがこの化粧板になります。
材質の内容としては、「細かい木くずを圧着して板にして、上から木目のシールを貼ったもの」です。
デメリットというデメリットはないですが、個性がなく普通のダイニングテーブル、になります。
「ガラス」のメリット・デメリット
メリット:おしゃれ
デメリット:傷はつくもの
重い
部屋の雰囲気に合わせづらい
ガラスの場合は傷がつきやすい、というわけではなく、つくものと考えるべきです。
テーブルクロスを敷くならいいのですが、ガラスの上に食器を置いてしまうこともあると思います。
また、ガラステーブルはモノトーンやかっこいい部屋には合いますが、その他では全く合わない、ということになりかねません。
ガラステーブルは人と部屋を選ぶ商品です。
では、次にダイニングチェアの選び方をみていきましょう。
ダイニングチェア「肘の有無」の選び方
ダイニングテーブルの大きさから考える
例えば、幅120cmのダイニングテーブルに4脚ダイニングチェアを入れようとします。
この場合は、肘ありでは多くのダイニングチェアは収められないです。
どうしても肘がある分、幅をとるため、必ず135cm以上の幅があるダイニングテーブルが必要になります。
もし、収めることができても、とてもきつきつになります。
使う人のことを考える
例えば、ご老人が使うのであれば、肘ありがいいでしょう。
どれほど元気か、によりますが、立ち上がる時は肘があったほうが楽ですから。
もう一例としては、お子様が使うのであれば、肘なしがいいでしょう。
「肘をつきながら食べる」原因にもなりかねませんので、教育上あまりよくないですね。
ダイニングチェア「脚の形」の選び方
四つ脚のダイニングテーブルには四つ脚のダイニングチェア、T字脚のダイニングテーブルには回転いす
これはダイニングテーブルの選び方でも説明しましたね。
四つ脚のダイニングテーブルに回転いすを使っても、椅子を引かないと回転できない。
T字足のダイニングテーブルに四つ脚のダイニングチェアを使用しても大きく支障はないですが、横から椅子をしまうことができません。
ばらばらに購入してしまうと、それぞれのメリットがデメリットになってしまいますので、注意しましょう。
使う人のことを考える
こちらも「ダイニングチェア肘の有無」で取り上げたものと同じです。
ご老人であれば、椅子を引くのもしんどいので、回転いすがおすすめ。
お子様であれば、回転いすは遊ぶので、四つ脚がおすすめです。
ダイニングチェア「素材」の選び方
素材には「布、合皮、木材」の3つにわかれます。
それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
「布」のメリット・デメリット
メリット:安い
クッション性があり柔らかい
デメリット:汚れが付くと取りにくい
もちろん「布」と一言で言っても、座面だけ布の場合もありますし、全体的に布で覆われているものもあります。
どちらにせよ、布は柔らかい反面、汚れは取りにくいです。
「合皮」のメリット・デメリット
メリット:手入れが楽
比較的安い
デメリット:いつかはボロボロになる
合皮の一番の特徴は掃除がしやすいということでしょう。
万が一こぼしても簡単に拭けます。
そのためお子様がいる家庭には合皮をおすすめします。
布ほど柔らかくはないですが、クッション材は入っているので、利便性を考えると合皮が一番でしょう。
しかし、合皮は革と違い、手入れをしてもいつかはボロボロにはがれてきます。
これはダイニングチェアなどとは関係なく、合皮そのものの性質なので仕方がないです。
「木材」のメリット・デメリット
メリット:おしゃれ
デメリット:クッションがなく固くて冷たい
基本的にはダイニングテーブルとセット販売
木材と書きましたが、主に天然木とほぼ同じです。
おしゃれでかわいくて、インテリア性が抜群に良い。
でも、クッション材はもちろん入っているわけもなく、単なる木の椅子であるため固い。
ダイニングチェア用のクッションが必須です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ダイニングテーブルとダイニングチェアを別々で買うということは、あまりないと思いますが、インテリア性を考えるなら同じシリーズでそろえた方がいいです。
そして、意外と奥が深いのです。
しかし、上の手順を踏めば、おそらく2~3種類以下には候補を絞り込めているでしょう。
最後は好みでお好きなダイニングセットを購入しましょう!