テレビは必ずどの家庭にもあると思います。
しかし、テレビボードのことを考えたことがある人は、そのうちどのくらいでしょうか?
電気屋さんで勧められたテレビボードを使っている。
昔からあるテレビボードをそのまま使っている。
いやー、もったいないです。
せっかく、良いテレビを買ったのに、テレビボードがダサかったらインテリアとか言えないですね。
とはいっても、テレビボードってどんな種類があるの? おすすめってあるの?
今回はどんなテレビボードがあるのかを紹介するのとともに、テレビボードの選び方をお伝えしましょう。
テレビボードの種類
ハイボード(壁面収納型)
ハイボードど聞けば一番に思いつくのがこのタイプです。
下記のように専門サイトも存在するほど人気を誇っています。
ハイボードの中でも壁面収納型の大きなメリットは、字のごとく収納が多いことです。
一戸建て住宅であれば、部屋の数も多く、収納場所にそれほど困らないかもしれません。
しかし、賃貸であったり、マンションであったりすれば、それほど収納場所がない可能性もあります。
特に、都心では家賃の割に部屋が狭い。
当たり前ですが、そのとき真っ先に削られるのが収納場所です。
その中でも、収納スペースを無駄なく作り出すのがこの壁面収納型のテレビボードです。
どうしても壁は部屋の中でも一番の空洞場所になり、スペースの無駄になる場所です。
その何も置けない壁を有効活用できるのです。
前提として、「部屋の高さがある」ことが必要になりますが、マッチすればこれほどインテリア性もあり、収納場所も増える利便性が高い商品はないでしょう。
ハイボード(非壁面収納型)
分類が難しかったのですが、ここで紹介するのは「非壁面収納」としました。
収納場所はありますが、あくまでも「テレビボードの飾りに過ぎない」という意味で使っています。
ハイボード(非壁面収納型)は、「ハイボード(壁面収納型)を置くほどスペース(部屋の高さ)がないけど、インテリア性が高いテレビボードが欲しい」という方向けです。
収納場所も多くはないけれども、次に紹介するローボードよりも収納場所があり、インテリア性も高いです。
よく言えば良いとこどり、悪く言えば中途半端。
どっちに納得しましたか?
良いとこどり、と思えばハイボード(非壁面収納型)がいいでしょう。
ローボード
一番多くのデザインがあるのがこのローボードです。
幅も60cmから180cmほどまで、様々な組み合わせがあります。
ハイボードに関してはそれほど種類が多くないので、迷うことがあまりないですが。このローボードタイプは種類が多いため、迷う原因にもあります。
北欧スタイルを全面的に押したクールなローボード、部屋のあたたかさやぬくもりを重視した天然木のローボード、機能や安さを重視したローボード、、、
この細かな違いも含めて選び方を次で説明しましょう。
『ハイボード・ローボード』の選び方
引っ越しがあるのか
まず一つ目の基準は、「引っ越しの有無」です。
「賃貸ではだめなの?」
「なぜ、引っ越しするとだめなの?」
ダメではないですが、部屋によって「天井の高さ」が変わります。
テレビを買い替えればテレビボードを買い替えるものです。
しかし、壁面収納型のテレビボードは簡単に買い替えますか?
高い買い物ですよね。
なかなか買い替えるという人は少ないと思います。
ハイボードの弱点はここです。
今いる部屋で高さがちょうどよくても、引っ越した先の部屋の高さが低いかもしれません。
その場合は、入らなくなり捨てるしか方法はありません。
不安に思う方はローボードを選びましょう。
この点はしっかりと考えておくべきです。
収納場所がそれほど必要かどうか
収納場所が多ければ多いほど良い。
収納場所は多くても困らない。
これは誰もが思うことでしょう。
しかし、壁面収納型のデメリットもあります。
壁面収納型のテレビボードは「大きさ・高さ」があるため「圧迫感」が出てしまうということ。
もし、テレビを見るリビングでソファから2~3メートルも空いていれば部屋のゆとりもあるでしょう。
しかし、一人暮らしなどで1メートルぐらいしか離れていないのであれば、部屋の大きさと釣り合っていない可能性が高いです。
ハイボードを取り扱っているサイトを見ればわかりますが、必ず「広い部屋」で「遠くから映している」写真が使われていますよね。
収納場所がもちろんあれば便利ですが、使わないのであればローボードで十分です。
以上二つの基準でハイボードかローボード、どちらが必要かを考えましょう。
ハイボードのデメリットばかりをあげましたが、逆に上記の基準がクリアできているのであれば、ハイボードを選ぶ価値はあるのです。
それだけ日本の住宅は狭くなっており、ハイボードの需要が高くなっています。
事実いろんな家具を取り扱っているお店でも販売されています。
ハイボードは良い!だめだ!と決めつけるのではなく、選ぶ基準をもって正しく選びましょう。
幅の選び方
基本はテレビよりも少し幅の広いテレビボードを選ぶ
少し想像してみてください。
テレビボードがテレビよりも小さければ頭でっかちになってしまいますよね。
テレビも小さく見えてしまいますし、見た目が悪い。
インテリアという観点からはだめですね。笑
そのため、 /二\ というシルエットになるのが理想ですね。
スピーカーなど横に置くのであれば、さらに幅広のテレビボードを選ぶ
インテリアの雑誌などを見ていると、テレビを置くだけ、ではないですよね。
スピーカーはもちろんのこと、アロマであったり、おしゃれな時計であったり、何か「置く」ことでインテリア性が上がっています。
もちろん、場所が必要であることは最低条件ではあります。
しかし、何か横に置きたい、もしくは将来大きなテレビボードに買い替える可能性があるのであれば、あらかじめ幅が大きなテレビボードを選んでおきましょう。
テレビサイズと幅の目安
市販のテレビボードには限度がります。
32インチ前後のテレビには100cmのテレビボード
40インチ前後のテレビには120cmのテレビボード
50インチ前後のテレビには150cmのテレビボード
60インチ前後のテレビには180cmのテレビボード
が基準になります。
もちろん、幅の広めのテレビボードを選ぶには、ワンサイズ大きめを選びましょう。
僕は49インチのテレビを持っていますが、テレビボードは180cmを使っています。
もちろん、横にスピーカーを置いていますが十分ゆとりはあります。
【絞り込み編】ローボードの選び方
テレビボードの種類は様々です。
今から伝える基準に当てはまらないテレビボードもあると思いますが、一つずつ明確に選んでいきましょう。
簡単にまとめ図を先に見せておきますね。
以下の通りに絞り込んでいきますよ。
表面がエナメル加工されているものが必要かどうか
テレビボードの正面が開いてる(扉の有無)かどうか
⇒ガラス扉かどうか
⇒開き戸か引き戸か
テレビボードの背面が開いてるかどうか
DVD・BDプレイヤーや据え置きゲーム機が入る幅かどうか
ではみていきましょう!
表面がエナメル加工されているものが必要かどうか
エナメル加工とは、簡単に言うと「てかり」がある加工です。
よくキッチンボード(食器棚)やシステムキッチンで艶のあるものを見ませんでしょうか?
エナメル加工のメリットは、傷や水に強いということがあげられますが、インテリアを考えると場所を選んでしまいます。
もちろん、天然目のテーブルを使っている部屋の中にエナメルのテレビボードがあれば浮いてしまいますよね。
逆にガラステーブルを使っていたり、モノトーンの部屋を目指している場合はマッチします。
エナメルのテレビボードは種類が少ないため、希望の方はほとんど迷わずに購入できるでしょう。
テレビボードの正面が開いてる(扉の有無)かどうか
テレビボードの正面は扉が必要でしょうか?
扉付きのメリットは「埃が入らない」「物を隠せる」です。
逆に物を見せてインテリア性を上げる、少しでも費用を抑えたい方は扉なしが良いでしょう。
しかし、お値段が上がる、またはしっかりとした作りになればなるほど、扉は付いているので選択肢はないかもしれません。
⇒ガラス扉かどうか
BD・DVDプレイやーを収納することを考えるのであれば、正面がすべて木材で作られているテレビボードは避けましょう。
木材はリモコンの赤外線を基本的に通しません。
とはいえ、今の時代赤外線を通さないテレビボードは売れるわけがありません。
赤外線を通すように工夫がされていますので、必ず隙間やガラスなどがないといけない、というわけではありません。
それでもガラス扉がいいのかどうかを考えましょう。
⇒開き戸か引き戸か
開き戸であれば、物の出し入れはしやすいですが、開閉の部分が必要なため場所を取ります。
引き戸であれば、場所を取らないですが、片側を開けているともう片側は閉まっているので収納はしにくいです。
見た目も利便性も基本的には引き戸が良いです。
どうしても開き戸であれば中央付近に隙間ができてしまいます(ぴったりだったら、左右の扉がぶつかる可能性がありますよね)
また、その隙間から埃が入ります。
テレビボードの背面が開いてるかどうか
テレビボードの背面に板が全くないタイプと配線を通す穴だけあるタイプがあります。
こちらも埃を気にする方は、配線の穴があるのみのタイプを選べば大丈夫です。
その場合は注意が必要です。
必要な場所に「配線の穴」がありますか?
DVD・BDプレイヤーを置く場所には基本的に配線はありますが、小さな収納個所には配線がないものも多いです。
もし、そこに据え置きゲーム機を置く予定であれば、、、配線は必要ですよね。
DVD・BDプレイヤーや据え置きゲーム機が入る幅かどうか
先ほども少し触れましたが、DVD・BDプレイヤーや据え置きゲーム機が入るかどうかは確認が必要です。
意外と幅や高さが足りないこともあるので、必ずチェックしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
僕が案内してきて、ここまで細かくできれば必ずテレビボードを決めることができています。
大事なのは、すべて好みのテレビボードはないということです。
どこか妥協することが必要です。
好みのテレビボードが見つかることを祈ってますよー!